「A&Sニューズレター「ビジネスと人権」シリーズ 第11回 ドイツ政府、サプライチェーン・デューディリジェンス法(LkSG)の緩和措置を閣議決定」
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ドイツ政府、サプライチェーン・デューディリジェンス法(LkSG)の緩和措置を閣議決定-企業負担を限定的に軽減
1. 背景
ドイツにおける「サプライチェーン・デューディリジェンス法(Lieferkettensorgfalts-pflichtengesetz – LkSG)は、2021年6月11日に可決、同年7月22日に連邦官報で公布され(BGBl. I 2021, 2959頁)、2023年1月1日に施行されました。LkSGは、サプライチェーン全体を通じて人権侵害及び環境破壊の防止・是正を企業に義務化する目的で制定されたものです。その後、EU指令(CSDDD 指令(EU) 2024/1760)によって補完される形で、EUレベルでの法的義務が加わりました。LkSGの詳細は2023年8月に発行したニューズレターのリンクをご覧ください。
同様の規制は他のEU加盟国でも導入されています。例えば、フランスでは、2017年に制定された「注意義務法(Loi de vigilance)」により、大企業に対して人権・環境上のリスクに関する「注意義務計画(plan de vigilance)」の策定・公表が義務づけられています。
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【目次】
1. 背景
2. 今回の改正をめぐる決定
3. 企業にとっての実務への影響と留意点
4.結論
【関連リンク】
「A&Sニューズレター「ビジネスと人権」シリーズ 第4回 ドイツのサプライチェーン・デューディリジェンス法(2022)」
- 発行年月
- 2025.12
- 業務分野
- ビジネスと人権 ドイツ EU/EU加盟国
- 掲載先
- 著者等