「ジェネリック医薬品供給問題について」:プロトタイプ政策研究所
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ジェネリック医薬品供給問題について
1. はじめに
(1) ジェネリック医薬品について
我が国におけるジェネリック医薬品(後発医薬品)の使用割合は、過去15年間で約35%から約80%に拡大しており、今やジェネリック医薬品は、私たちの医療に必要不可欠な存在であるといえます。ジェネリック医薬品は、すでに有効性や安全性について先発医薬品(以下、「先発品」といいます。)で確認されているという性質上、開発期間やコストを大幅に抑えることができ、結果として薬の価格(薬価)が先発品と比べて安価になることが一般的です。
私たちの薬代は、自己負担分を除き、保険料と税金で運営されている公的な医療保険から支払われます。そのため、薬の価格を削減することは、保険料や税金の負担減につながり、健康保険組合の負担や国の財政負担の削減へ貢献することになります。少子高齢化による国民医療費の増大が深刻化している我が国において、保険料や税金の負担減の促進は急務であり、政府としてもジェネリック医薬品の更なる活用及び普及促進のための施策に取り組んでいます。
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【目次】
1. はじめに
2. 問題の所在
3. 政府の対策の経緯
4. 法改正の内容
5. 今後の展望
【関連リンク】
- 発行年月
- 2025.10
- 業務分野
- 医薬品/医療機器/再生医療等製品/医薬部外品/化粧品
- 掲載先
- 著者等