ラグジュアリー、ファッション&ライフスタイルブランド

日本は世界有数のラグジュアリー市場であり、法的に最も複雑な市場の一つでもあります。日本市場への参入や事業拡大を図るブランドは、独特な環境に直面しています。具体的には、オーセンティシティに対する高い期待を抱く洗練された消費者層、日本特有の手続を伴う強固な知的財産権執行制度、長期的な代理店関係及び選択的な販売チャネルとの関係に基づいた流通構造、並びに欧米の基準とは大きく異なる広告、製品表示、電子商取引を規制する枠組み等が挙げられます。

当事務所のラグジュアリー、ファッション&ライフスタイルブランドプラクティスチームは、国際的なブランドに対し日本での事業運営のさまざまな側面について助言を行うほか、日本のブランドに対し海外展開に関する助言を提供しています。当チームは、高度な法律知識並びにファッション、宝飾品、化粧品、ウェルネス、腕時計及びラグジュアリー・ホスピタリティといった各分野における豊富な実務経験を兼ね備えています。

 

当プラクティスチームの紹介

当プラクティスチームは、複数法域の法曹資格者を擁し、日本国内及びクロスボーダーの案件において、プレミアムブランド及びラグジュアリーブランドへの助言に直接携わった経験を有する弁護士及び外国法事務弁護士により運営されています。当プラクティスチームでは、市場参入の戦略策定及び知的財産権の権利化から、権利行使、紛争解決、M&Aに至るまで、ブランドのライフサイクル全般にわたってサポートを行っています。

当プラクティスチームは、日本のラグジュアリー市場のダイナミクスに精通しています。具体的には、ゲートキーピング機能を持つ流通構造、百貨店との関係が有する影響力、ブランドヘリテージが消費者の認識に与える影響、並びに中古及びリセール市場の重要性の高まり等です。

既に欧州その他の海外の弁護士が関与している場合、当事務所は日本の弁護士資格を有する共同代理人として参画します。これは、主たる取引先法律事務所に加え、現地の法律事務所を活用する、大手グローバルラグジュアリーメゾンにとって馴染みのある体制です。

 

主な実績

知的財産及びブランド保護

ラグジュアリーブランドに関する日本の知的財産制度への対応には、専門的な知見を活用することが有効です。当プラクティスチームでは、日本及びアジア主要法域における一連の商標手続及びポートフォリオ管理、デザイン重視の製品に関する著作権保護、並びに不正競争防止法に基づく権利行使(トレードドレスの保護、並行輸入規制及び模倣品対策等を含みます。)について、助言を提供しています。当プラクティスチームは、多層的な権利行使戦略の一環として、税関における差止申立、民事訴訟及び刑事告発を一体的に進めます。

 

模倣品対策及びグレーマーケット対策

日本は、ラグジュアリー品の模倣品及びグレーマーケットに関して、ターゲット市場であると同時に中継地でもあります。当プラクティスチームは、日本税関を通じた水際取締プログラムを策定及び実施し、ブランド保護調査員と連携を図り、民事及び刑事上の救済を追求します。当プラクティスチームは、適用される競争法の原則に基づき、並行輸入を法的に制限するよう設計された選択的流通体制について、助言を提供しています。

 

市場参入及び流通体制

日本のラグジュアリー市場に参入するには、直営小売、選別的流通、委託販売、代理店又はフランチャイズのいずれの形態によるかを問わず、流通体制を慎重に構築する必要があります。当プラクティスチームは、それぞれの法的及び商業的な影響について助言を提供し、マスター販売店契約及び代理店契約の交渉を行うとともに、日本でのプレゼンスが拡大した場合には、間接販売から直接販売への移行をブランドが円滑に進められるよう支援します。

 

小売業及び電子商取引

当プラクティスチームは、旗艦店及びポップアップストアの出店場所に関する事業用賃貸借契約の交渉について、日本の百貨店における出店契約及びテナント契約の特有の事情を含め、助言を提供しています。オンライン小売業においては、プラットフォームのコンプライアンス、個人情報保護法に基づくデータプライバシー、特定商取引法の遵守及び景品表示法に基づく広告規制への対応をサポートします。

 

インフルエンサーマーケティング及び広告

日本のインフルエンサーマーケティング業界では、欧米市場とは大きく異なるタレント事務所による所属・マネジメント体制が大きな影響力を持っています。当プラクティスチームは、タレント業務委託契約、ソーシャルメディアキャンペーンの規約、日本の広告規制に基づく開示義務及びスポンサー契約について、助言を提供しています。また、広告表示に関する規制遵守のサポートも行っています。特に、治療効果及び効能に関する表示が厳しく規制されている化粧品、ウェルネス及び美容の分野において、そのサポートに力を入れています。

 

ライセンス及びコラボレーション

当プラクティスチームは、アパレル、アクセサリー、フレグランス、化粧品その他のブランド・ライフスタイル製品のライセンス契約の立案及び交渉を行っています。これには、ブランドの価値を守るために設計された、日本特有の品質管理体制、ロイヤリティ体系及び契約解除条項が含まれます。また、日本市場の顕著な特徴であるファッションとアート、及びファッションと文化のクロスオーバープロジェクトを含む、共同ブランド構想及びコラボレーションに関する助言も提供しています。

 

中古及びリセール市場

日本には、世界で最も発展したラグジュアリー中古品市場の一つがあります。当プラクティスチームは、ブランドに対し、真贋鑑定プログラムの構築、プラットフォーム上の紛争、古物営業法に基づく中古品販売業者のコンプライアンス及びリセール市場におけるブランド保護の考慮事項を含む、中古品エコシステムとの関わり方又はその法的な管理に関する戦略について助言を提供しています。

 

ESG及びサステナビリティに関するコンプライアンス

日本で事業を展開する国際的なラグジュアリーブランドは、サステナビリティに関する表示を、本国法域の規制要件と日本の規制上の要請の両方に適合させるよう、ますます強まる圧力に直面しています。当プラクティスチームは、環境及びサステナビリティに関する表示に適用される日本の消費者保護法制度の遵守、サプライチェーンの透明性要件並びにサーキュラーファッション及び製品回収プログラムの法的側面に関する助言を提供しています。

 

コーポレート取引及びガバナンス

当プラクティスチームは、海外企業による日本ブランドの買収及び海外のラグジュアリーグループによる日本法人の設立を含む、ラグジュアリーブランド及びライフスタイルブランドに関するM&A、合弁事業及び投資について助言を提供しています。当プラクティスチームは、ブランド主導型ビジネス特有の知的財産権の帰属、フランチャイズ及びライセンスチェーン、主要経営陣の定着、並びにレピュテーションリスクに関する考慮事項について豊富な経験を有しています。

 

ラグジュアリー・ホスピタリティ及びブランデッド・レジデンス

当プラクティスチームは、日本に進出する国際的なグループ及びグローバル・ブランドと提携する日本のデベロッパーの両者に対し、ラグジュアリー及びウルトララグジュアリー分野におけるホテルマネジメント契約、フランチャイズ構造、ブランディング契約及びブランデッド・レジデンス開発に関する助言を提供しています。また、ラグジュアリーホテル及びホスピタリティ・アセットへの投資及び処分に関するサポートも行っています。

 

当プラクティスチームの取り組み

差別化要因としての日本

当事務所では、ブランドへの助言を通じて現場で培われた日本のラグジュアリー市場に関する豊富な知見と、日本の弁護士資格に基づく確かな法的知識を兼ね備えたサービスを提供しています。日本の法律及び商取引の環境は、欧米の慣行から単に派生したものではないため、日本特有の知識が必要とされます。当プラクティスチームは、そうした知識を提供しており、また国境を越えた連携が必要な場合には、海外の共同代理人と直接連携できる体制も整えています。

 

ビジネスに即した助言

ラグジュアリーブランドの法務には、単なる法令遵守にとどまらず、ブランド・エクイティ、クリエイティブ・ディレクション及び商業上のポジショニングに対する理解が求められます。当プラクティスチームは、商業的側面及び法的側面の両面から取り組み、ブランド戦略を制約するのではなく、サポートするような助言となるよう努めています。

 

多分野にわたる連携

当プラクティスチームは、税務、紛争解決、不動産、労働及びコーポレートの各分野において、当事務所のリソースを幅広く活用しています。権利行使、市場参入及びM&A取引等で頻繁に生じるような、部門横断的に連携した対応が必要な案件においては、当事務所内及び国際的なネットワークから必要な弁護士及び外国法事務弁護士を含む最適なチームを編成します。

 

代表的なサービス

  • 商標ポートフォリオ管理:日本及びアジア全域における出願、審査、更新及び監視サービス
  • 偽造品対策:税関における差止プログラム、民事執行、刑事告発、プラットフォーム上の削除申請
  • グレーマーケット及び並行輸入の規制:選択的流通体制の構築及びその運用
  • 販売店契約及び代理店契約:日本市場への参入及び事業拡大に向けた交渉及び契約書の作成
  • 百貨店及び旗艦店の賃貸借:日本の事業用賃貸借及び出店契約
  • 電子商取引プラットフォームのコンプライアンス:国内プラットフォームの規制要件及びデータプライバシー
  • インフルエンサー及びタレント契約:契約条件、開示義務の遵守、キャンペーン関連文書
  • ブランドライセンス:日本市場に特化したライセンス契約書の作成、品質管理及びライセンシー管理
  • 中古ラグジュアリー市場:真贋鑑定プログラムの構築、プラットフォーム上の紛争、中古品販売業者の規制
  • ESG及びサステナビリティに関する表示:製品マーケティング及びサプライチェーンに関する表示におけるコンプライアンス
  • M&A及び合弁事業:日本ブランドの買収、海外のラグジュアリーグループによる対日投資、合弁事業の構築
  • ラグジュアリー・ホスピタリティ:ホテルマネジメント契約、ブランデッド・レジデンス・プロジェクト、アセット投資
  • 知的財産デューデリジェンス:買収又は投資取引に伴うブランド資産の精査

 

当事務所が選ばれる理由

日本法資格と国際的な視点

当事務所は、東京を拠点とし、国際法務に精通した人材の層の厚さを特徴とする法律事務所です。当プラクティスチームには、欧州、オーストラリア等複数の法域で資格を有する外国法事務弁護士が在籍しており、日本の弁護士資格を持つメンバーと共に、真に一体化したチームとして業務に取り組んでいます。これは単なるリエゾン体制ではありません。当事務所の外国法事務弁護士は、クライアント案件に直接携わり、案件の開始時から有用な原資格国法ないし指定法に関する知識を提供し、国際的なクライアントに対し、その母国語及び法体系への理解に基づく助言を提供します。フランス、イタリア、英国又は米国に本社を置くラグジュアリーブランドやファッションブランドにとって、これは日本のカウンセルが日本法だけでなく、それらのブランドからの指示の前提となっている法的な背景も理解していることを意味します。当事務所は、上記のような体制を提供することによって、法務戦略、ブランドポジショニング、商業上の意思決定が当然のように法域をまたぐこの分野において、大きな価値を発揮しています。

 

一般的な助言ではなく、業界知見に基づく助言

当プラクティスチームは、日本のラグジュアリー業界のダイナミクスを理解しています。具体的には、ゲートキーパーとしての百貨店の役割、タレント事務所との関係構造、日本の消費者認識におけるブランドヘリテージの重要性並びに広告、製品表示及び知的財産権の権利行使を規定する具体的な規制枠組み等です。当事務所は、そうした日本独特の環境に合わせた助言を行っています。

 

フル・サービス・プラットフォーム

ラグジュアリーブランドに関する法務は、知的財産、企業法務、不動産、雇用、税務及び紛争解決に及びます。当事務所は、これらを単一のプラットフォームから提供するため、複数の専門ファームと連携する際の調整の手間及びコストを抑えることができます。

 

主要ブランドからの信頼

当事務所のクライアントには、国際的な高級ファッションメゾン、化粧品及び美容グループ、宝飾ブランド、時計ブランド、ウェルネス企業及びラグジュアリー・ホスピタリティ事業者が含まれ、日本市場に参入する海外ブランドから海外展開を進める日本ブランドまで多岐にわたります。

 

関連弁護士等

シニアパートナー

イアン・S・スコット Ian S. Scott

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シニアパートナー

笠原 智恵 Chie Kasahara

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シニアパートナー

伊藤 晴國 Harukuni Ito

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パートナー

クリストファー・マーク・ホジェンズ Christopher Marc Hodgens

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パートナー

野邊 健太 Kenta Nobe

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パートナー

大門 由佳 Yuka Daimon

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パートナー

星野 真太郎 Shintaro Hoshino

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アソシエイト

森 茜 Akane Mori

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