中東/アフリカ
資源開発を中心に近年高い経済成長を遂げてきた中東・アフリカは、我が国にとって重要なエネルギー資源の供給元であるだけでなく、インフラの輸出先、新産業の成長、将来性の高い消費市場として魅力的な投資・進出先です。
中東では、湾岸産油国の経済は依然オイルマネーに支えられている面が大きい一方で、原油価格の低下やエネルギー資源の多様化にともない石油依存経済の限界が認識され、ドバイに代表されるような都市インフラ整備の推進やその他の産業への多角化が顕著となっています。また、イスラエルにおける研究開発など湾岸産油国以外のビジネスも大いに注目されています。アフリカと我が国との関係では、TICADを始めとする官民あげてのビジネス促進が継続的に行われているほか、新しいアフリカ大陸自由貿易圏(AfCFTA)にも関心が高まっています。将来的にはアフリカの若年層人口は中国やインドを大幅に超え、また中東においても高水準の増加が見込まれており、いずれも市場拡大への期待が非常に高い地域といえます。
一方で、中東・アフリカ進出時の課題として、突然の法制度の変更や法令の未整備・不透明性が指摘されており、文化や言語の差も相まって、注意を要する場面が少なくありません。
当事務所では、中東・アフリカ諸国の現地法律事務所との豊富なネットワークを活かして緊密に協働してきた実績があり、日本企業の皆様の中東・アフリカ諸国へ進出や、これらの国・地域が関わる各種取引・プロジェクトを強力にサポートしています。