その他当局調査対応
複雑化する経済社会の中で、独占禁止法・競争法は、広く公正な競争促進のため機能するようになり、労働市場、エンタテイメント、データ、プラットフォーム等に適用範囲が拡がっています。当局調査も、立入調査に基づく処分のみならず、業界へのヒアリング等を通じた実態調査という、ソフトな手法も見られるようになりました。公正取引委員会が公表する調査報告は、特定の案件のみならず、業界の取引慣行全体に大きなインパクトを及ぼし得ることから、適切な対応が求められる場面も少なくありません。当事務所は、嫌疑をかけられた企業のみならず、当局から照会を受けた企業のご相談にも応じており、デジタル・プラットフォーム事業者の優越的地位濫用行為に関するアンケート調査やLNG取引慣行に対する調査の回答企業に対してアドバイスをしています。
関連執筆物
- The top three data protection law topics in Japan," The In-House Lawyer Spring 2020, Legalease Ltd (2020) 〈共著〉
- 「デジタル時代におけるEU競争法政策と日本─プラットフォーム規制を中心に─」日本EU学会年報第40号(有斐閣、2020)
- The Handbook of Competition Enforcement Agencies 2019, Japan Chapter, Global Competition Review (2019) 〈共著〉
- 「デジタル化と独禁法」公正取引2019年4月 No. 837(公益財団法人公正取引協会、2019)
関連ニューズレター
関連セミナー
- 日本EU学会主催 2019年11月16日及び17日開催(会場:神戸大学)
第40回研究大会 研究報告「デジタル時代のEU競争法政策と日本-プラットフォーム規制を中心に」